JCJC

ブログをサイトに統合する計画。 少なくとも昔に比べて文章を書き易くなった気がする。 RSS出力・コメント・データベースの分割処理とか、作ってない機能があるのでまだしばらくは両方で更新予定。

[最近聴いている音楽]

■ 「JCJC」 たんきゅん

発売されてから、ちょっと時間が経ってしまいましたが、たんきゅんのアルバム「JCJC」。 ついにアルバムでじっくり聴ける♪ それと同時に卒業を迎えたたんきゅんは、その主な活動を終えてしまった。 ちょっと寂しいけど、そういうコンセプトなので仕方ないね。 MSXにはまりだした頃にはMSX-FANが最終号に向けてカウントダウンしていたあの感覚に似ている(同意が得られなさそうだけど…)

聴いてみた感想ですが、想像以上に良かった。 シングルの状態ではアルバムが今ひとつ想像できなくて…でも実際聴いてみたらこれ以上なくしっくりきました。 「用もないのに。」の途中の掛け合いに笑ったり、脱力ラップが楽しい「たんきゅんてんやわんや」、重い空気に支配される不思議な「屋上トマソン」など、シングルに加え表情豊かな曲が並んでいて面白い。 それと同時にアルバム全体を流れるサウンドの空気感みたいのがあって、それは多分、郷拓郎さんの別バンド detune. やグレンスミスにも共通する感覚だと思うんだけど、好みです。

{youtube} サボッタージュ/たんきゅん
{youtube} ティーパーティーパーティー!/たんきゅん
{youtube} たんきゅんS・O・S
{youtube} 百約束の物語/たんきゅん

■ 「ユクのうた」 detune. featuring yuku

去年の11月、detune. 主催のイベントで「すこしふしぎフェス」というのを、フェス公式・広報 twitter アカウントからフォーローされ知ったのですが、出演者情報を見たら detune.、グレンスミス、たんきゅん、知久寿焼、原マスミと好きなバンド尽くし。 近場に住んでたら行きたかったなぁ…。

それはそうと、detune. のシングル新曲が iTunes Store 限定で発売されていたというのをそこから知り、さっそくポチりました。 静かな疾走感のあるミドルテンポの曲。 琴線に触れるメロディー、良いです♪

{youtube} detune. featuring ユク - ユクのうた
{iTunes} Go Before Dawn - Single - detune. featuring yuku

KPPライブ

きゃりーぱみゅぱみゅのパリ公演行ってきました♪

ライブめがけて友達がパリに来るというので、何処かで一杯飲もうみたいな話はしていて、ライブ行きたいな思ったものの、自分の予定が確定したのが数日前。 会場の場所は確認しとこうと前日にチケット販売店のサイト情報を見たら、チケットを購入するボタンが。 てっきり満席だと思い込んでました…あわてて当日の朝買いに行ったというw。 とはいっても、その友達の別の用事で一時間前に会場前を通ったら長蛇の列が出来ててびっくりしましたが。 市内であんなに行列できてるのあまり見たことないです。

ライブの方はというと、凄く良かった。 ライブで聴くと一層楽しい♪ 思ってた以上に四つ打ち感が強くて、そういえばエレクトロなんだなと再認識。あとダンスが実際に見たらかなり面白かった。

ラストが「ちゃんちゃかちゃんちゃん」という曲だったのだけど、なんかいいなと思ったり。 次の日仕事で七時起きだったので(笑)。 会場に来ている人それぞれシチュエーションは違うけど、歌詞のシンクロ率は高いのではなかろうか。 一瞬ライブを観てる側から歌の中に入り込んだような感覚になる。 家族で観に来て、帰りに子供が後部座席で寝てたらそのまんまですもんね、良い曲♪

音の方はヘッドホンで聴いた時よりバックトラックのディテールが潰れてしまってる感じがしてちょっと残念。 みてた位置かもしれないけど、声は綺麗に聴こえてたので。 Le Bataclan は歴史のある建物みたいなので、施設的に難しいのもあるのかな…、逆に舞台上のオブジェや背景のセットと溶け込むくらい、劇場感のある会場で雰囲気は良かった。

きゃりー、現地パリファンと「ファミリーパーティ」「つけまつける」を大合唱 [modelpress]
{youtube} きゃりーぱみゅぱみゅ - もったいないとらんど

あと翌日ずっと頭の中で音楽がリピートされる現象にw

Vélib

パリ市の自転車貸出システム Velib の年間パスに登録してカードが届きました。
以前に買った折りたたみ自転車は外に出すまでが面倒で、練習する以外は殆ど乗らなかったのだけど、今回は活用できそう。 車道を走るのはまだ怖いけどw 自転車専用道で馴れてからですね。 Google マップ&ストリートビューを使って活用できそうな道を探したりするのも結構楽しい。

[最近聴いている音楽]

■ 「Prequel Oct.1998 - Mar.1999 + 1」 ナスノミツル

ノイズ・アヴァンギャルド周囲の情報でよく名前をみかけるベーシスト、ナスノミツルの1998年から1999年にかけて録音された音源が収録されているソロアルバム(リリースは2008年)。 試聴したら面白そうだったので。 全体的に空間的なアプローチとグルーヴが主体のアンビエント・ミュージックという感じ♪ 「The Next Minute」、「Before The Rain」、「Karamel」、「Mobile Syndrome Ver.0302」辺りが個人的に好み。

「Before The Rain」は試聴で気に入ったトラック。 ベースと WAVEDRUM が織り成すうねうねしたグルーヴが面白い。 ベースのサウンドは BOSS の BASS SYNTHESIZER かな、なかなか癖のある音。 Altered States のライブ映像では卓上に Moogerfooger っぽい機械が見えるので、そっちかもしれない…。 調べたら Moogerfooger の発売年はどうやら1998年の様なので、可能性はありそう。

NASUNO MITSURU / prequel oct.1998-mar.1999+1 - STORE15NOV

■ 「bluffs ii」 Altered States

この流れで、まだ日記に書いていなかったアルバム。 内橋和久、ナスノミツル、芳垣安洋によるインプロヴィゼーション・トリオ。 ライブの動画を Youtube で観てどはまり、偶然にも行きつけのレコード屋のサイトで検索かけたら一枚あったので早速購入(今年の2月頃)。 とりあえずその切っ掛けとなった動画を二つほど。

{youtube} ALTERED STATES (1/3)
{youtube} ALTERED STATES (内橋和久、ナスノミツル、芳垣安洋)#2[ひり祭り・卒業]

1つ目の動画は、ビデオっぽいので初期の映像かな。 2つ目は年代・サウンド共に本作に近い感じ、4分辺りからが特におすすめ。 日没で辺りが暗くなっていくのと同時に演奏が白熱していく感じが、動画としてもかなりテンション上がります。

「bluffs ii」の方ですが、スタジオでの完全即興演奏とのこと。 ALTERED STATES のアルバムは色々とでてるみたいで、これがベストかは判らないけど現段階ではかなり気に入ってます♪ また見つけたら買い揃えていくと思う。 あとギターの内橋さんのエフェクターを使った即興のソロ・アルバムとかも聴いてみたい。

{youtube} 内橋和久

即興としての魅力は勿論、普通に音楽として聴いてて面白い♪

外郎、絵~ from ク渦群さん

ダイ三角のク渦群さんからゲスト参加させていただいた本「外郎」(COMITIA 107)と購入したもの、お礼の品が届きました。 小包が想像以上に大きくて、もしやと思ったら・・・

ク渦群さんの絵

なんと、絵を頂きました、かっちょいい!!! テンション上がって展示用の額立(液晶テレビの台みたいなもの)を作りました。 飾る場所を壁と本棚で迷ったんですが、周りの色が暗い本棚の方が色が前面にでてよい感じだったので、上記の写真のような感じで展示してます。 ポスターも頂いたので、こちらも貼りたいところ。 2枚あって、テレビが燃えてる方の絵柄がお気に入りなのです。

ゲスト参加させていただいた「外郎」は、夢日記とイラストと漫画という構成。 自分は描いた中から選んでもらう感じで4枚送ってみたんですが、4枚とも収録して頂いてました。

龍望さんの絵は風景が魅力的、レトロな工場・堀・バラック小屋など好きなモチーフが沢山。 あとたこ触手っ子♪ ちるとさんの絵は、いつものふわふわして毒のある感じが可愛いです。 今回は毒が多めな印象。 中山しねよ子さんの漫画は、想像以上に破壊力がありました。 図形のような顔の造形だけど、ふと可愛く思える瞬間があって面白いです。 ク渦群さんの漫画は、破滅に向かってる感じがロックっぽい。 夢日記の方も、なかなかぶっ飛んだ内容。

既刊の方はレトロ印刷が多め。 蛍光色とか裏刷りとか眼がチカチカする配色とか効果が楽しいのと、実物で見たときのワクワク感が良いですな。 ク渦群さんの絵柄と相まってレトロ・サイケデリックな雰囲気。 漫画は、やはり破滅に向かってるw 個人的には面白いので好きです、この雰囲気。

ク渦群さんは次回の comitia 108(5月5日)にも出展するそうなので、気になった方は是非。
サークル名は「ダイ三角」で場所は、N48b のようです。

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ク渦群 [pixiv]

?モンドミュージック

モンドミュージックという言葉をはじめて聞いたのはちょうど去年の今頃。 フランス語で monde が <世界> なので mondo も同じ意味というとこまではピピンときて。 直訳すると <世界音楽> 即ちワールドミュージックの別名だと思っていたら…どうやら違ったっぽい。 ≫ モンドミュージックとは (kotobank.jp)

■「THE WORLD SHOPPING WITH SPACE PONCH」SPACE PONCH (1999)

そんなわけ(?)で最近ちょっとお気に入りのレーベル Out One Disc 関連アーティスト繋がりで気になっていたSPACE PONCH のアルバム。 さすらいさんからデジタル配信でも買えるという情報を教えてもらい、iTunesカードを買ったのでポチっと♪ メンバーは岸野雄一、松前公高、Mint-Lee(岡村みどり)、常盤響の四人。

良いですこれ♪ シンセサウンドが心地良いアヴァンポップ。 楽曲はヴォコーダーの入るフワフワしたポップから、電子音楽、ラウンジ、サウンドスケープ、おもちゃ箱をひっくり返した系まで色々。 そのブレンド具合がちょうどよくて何度聴いても飽きないし、これからも作業中に頻繁に聴きそうなアルバム。

2曲目と4曲目の「Raymint Scott」と「Kinga Crew」は後述の「ブルースでなく(Mint-Lee)」にも収録されている岡村みどりさんの楽曲。 元々好きな曲だけど、効果的に散りばめられた電子音が楽しい。 このたたみかけるような効果音アレンジはEXPO名義の「キルミーベイベー」OPテーマを髣髴とさせる、松前さんのアプローチだろうか。 Youtube でソロのライブ映像があったので観てみたら、バックトラックにアナログシンセ一台(Korg MS-20かな)で音に変化を付けながら演奏するというスタイルで興味深かったです。 こっち方面も、もっと掘り下げて聴いてみたいなぁ…。

{youtube} Space Ponch live - Nylon 100°C 30th Birthday
{youtube} Kimitaka Matsumae 松前公高 @Urbanguild Kyoto

■「ブルースでなく(Mint-Lee)」岡村みどり (2012)

こちらは岡村みどりさんのソロ作。順序的にはこのアルバムを聴いて、他の作品も聴いてみたいなと SPACE PONCH に辿りついた感じです。 1990年代にカセットテープでリリースされた音源のCD化ということで、音が少しノスタルジックな印象。 上記の楽曲以外では「ハスミントルゲ」、「日付けのみ残して」辺りが個人的にお気に入り♪

さて本アルバム1曲目で SPACE PONCH にも収録されている「Raymint Scott」。 Google 検索すると「Raymond Scott」の検索結果が表示されます。 アルバムタイトルの「ブルースではなく(Mint-Lee)」と同じく言葉遊び、オマージュになっているっぽい事に最近気が付きました。 で、Raymond Scott を知らなかったので更に調べてみたら、モンドの先駆者と書かれた記事を発見…あれ?あれれ?となり冒頭のモンドミュージックの話に繋がります。 その後ブックレット読み返したら Raymond Scott についての話がちゃんと載ってました・・・w 一回読んだはずなんだど…

No.277 謎の才媛、岡村みどりの脳内ミュージック
音楽の奇才発掘! 「レイモンド・スコット・ソングブック」