クーロンズゲート再び
CD
■ 「九龍風水傳原聲音樂專輯」 蓜島邦明
買った♪ 相変わらずプレイしていないのに大好きなゲーム。 ゲームサウンドを完全網羅したオリジナルサウンドコレクション。 個人的に1997年にでたサントラで既に完成されている感じがあって、でも聴いてみたい…いやしかし完全版サントラってどうなのか…と発売日寸前まで買おうかどうしようかと悩んだ結果、スタジオアルバムに対してのライブアルバムみたいな感じで聴くという理由をつけてポチりましたw
三枚組でみっちり詰まってるのでまだ聴き込んでないけど、かなり良い♪
同時に通しで聴くのは集中力がいる感じもある。
蓜島邦明の音楽で個人的に好きなところはフレーズとフレーズの隙間の引きつった感じとか、そういうのが醸し出すグルーヴ感だったりするのだけど、一見ループしている様に聴こえる部分でも一つ一つ手が加わってて飽きない。 「天堂劇場」の音楽とか、単調なようでいて一定のリズムを刻んでいる音の空間を移動しているような効果だったり、「妄人路」のアルペジオフレーズのアンバランスな感じと、挿入される笛の音がの長さがまばらな感じ…リアルタイムダンジョンのBGMが思ってたよりも複雑で面白かったのが発見だったかな。
ブックレットの対談では、複数のペットボトルを使って録音したり、オープンリールを切り張りしてフレーズを作ったと書かれていて、僕はサンプラーを使っているんだと思ってたのだけど、もっとマニュアルな方法で作られていたのかと認識が変わって、想像が膨らんだり。 あとボーナストラックの露店人形 加工前ボイスの収録も興味深かった。 稼動音とかのSEも面白い…製作現場を想像したり。
対談のラストでクーロンズゲートというゲームは壮大なジャム・セッションだと書かれていて、これは面白いと思った。 表現には色んな方法があると思うけど、僕はそのジャム・セッション感が結構好きなのかもしれない。