[本] 空の巻き貝
■ 『空の巻き貝』 逆柱いみり
レトロな雰囲気の町並み、看板、怪獣・怪人・宇宙人など、絵の世界観が好み。 絵は本人のブログやネット検索で見れるのだけど(といいつつ画集「臍の緒街道」も買いましたがw)、この絵柄でどんな内容の漫画になるのか気になっていたので読むことができて嬉しい♪
ストーリーの方は主人公の男の子二人が異世界を旅していくというもの。 連続する不条理な場面が、形状や言葉などをトリガーに切り替わっていく内容で、夢の風景に似ている。 コマ構成、効果音、言葉の反復にグルーヴ感みたいなものがあり妙に癖になるのと、肌触り・質感みたいのが感触として想起される表現で面白い。
「○○食いたし」「○○美味なり」 そういえば小さい頃って、面白いと感じる言葉を反復することで、テンションが上がったりするような事があったなぁ・・・と思い出したりしました。 ちなみにヒカシュー「生きること」のアルバムジャケットもこの方、読んでみてピッタリな印象です。 ことば・音の身体性など共通するエッセンスがあるように思います、相互お勧め♪
・ 漏電銀座裏通り [逆柱いみりオフィシャルブログ] , [画像検索]
・ 生きること / ヒカシュー [Amazon]
・ ヒカシュー「生きること」HIKASHU/Ikirukoto 04 NOV.2010 [Youtube]